2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20560358
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
松藤 信哉 山口大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00173873)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松元 隆博 山口大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (10304495)
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Keywords | CDMA / 準同期方式 / ZCZ符号 / モバイルシステム / 無線ネットワーク / 近距離無線通信 / システム設計 / ハードウエア設計 |
Research Abstract |
同一通信路上にて複数ユーザが通信していても、他局間干渉が無く単一通信(シングルアクセス)のように振る舞い、瞬時応答可能なCDMA方式を提案している。これは、今までは困難だとされるロボット等の移動体におけるネットワークシステムを柔軟に構築できると期待できる。 特に、本研究では、低価格化を考慮した上で、送受信方式や回路の設計、高速伝送可能な符号化方式について考察、検討し、以下の通り、ほぼ、計画通り遂行することができた。これらは、各々、論文投稿する予定である。 ・変調方式にPSK,ASK,BFSKを用いた場合のZCZ-CDMA方式のマルチパスフェージング電波伝搬環現下における性能を理論的考察を交えて、明確に示している(電子情報通信学会英論文誌に投稿中)。 ・同期制御信号のみならずパイロットシンボルにも兼用できるZCZ系列セットの設計法を与え、全系列の相関復調を可能とするマッチドフィルターバンクの設計方法を示した。 ・一対一の通信の手続きである本方式のMACプロトコルの基本設計を検討している。そのMACプロトコルも設計の上で、送受信回路の基本設計を検討している。 ・高速伝送により生じる符号間干渉や他局間干渉を除去するために提案した符号化復号化方式の性能評価を詳細に行い、ハードウエア化が比較的容易に実現できることも示している。
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Research Products
(23 results)