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2008 Fiscal Year Annual Research Report

積雪空港におけるローカライザーアンテナの着雪・積雪問題に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20560364
Research InstitutionAomori University

Principal Investigator

中田 和一  Aomori University, 経営学部, 教授 (00244898)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横山 尚志  青森大学, 電子航法研究所, 研究員 (40392774)
KeywordsLPDA / ローカライザ / モーメント法 / ネットワークアナライザ / 遠隔計測制御 / 遠方モニタ
Research Abstract

冬季のフィールド実験に向けて、(1)現用LPDAアンテナの電磁界解析手法の検討と試作用LPDAアンテナ設計、(2)アンテナ特性の自動計測システム構築(ハードウエア及びソフトウエア)、(3)空港ローカライザ(LLZ)システムの冬季運用の障害調査を行なった。電子航法研究所から現用LPDAアンテナの借用が困難となり、実験用アンテナの設計と試作が余儀なくされフィールド測定は次年度に延期し、測定システムの構築と解析手法の確立および降雪空港のLLZシステム障害の要因を整理した。成果として、(1)現用アンテナの設計パラメータをCarrelの文献を基に導出し、モーメント法解析のためのモデル作成と解析を行った。標準仕様(帯域108〜112MHzでの入力VSWR、利得、F/B比、ビーム幅)を満たす素子パラメータと給電ブーム構造の最適化を行い、試作用の最適寸法を見出した。本手法により、アンテナ間結合、電気定数を考慮した大地の影響等の把握が可能となった、(2)ベクトルネットワークアナライザを使ったフィールドでのアンテナ特性の校正測定を実現するため、測定アンテナ毎の自動校正キットを作製し、光-GPIBケーブルを通じた遠隔計測制御を可能とした。長期計測用の専用制御プログラムを開発し110MHz帯ダイポールアンテナの測定実験により動作確認を行なった、(3)女満別、紋別、千歳空港でのLLZ障害調査を行った。アンテナ素子へ着雪による障害は保守作業によって予防されているが、LLZアンテナ列の近傍直下に不均一に堆積した積雪に相当量の降雨があると、遠方モニタが放射電界特性変動を検知する事例が2空港であった。積雪を含むアンテナ近傍の大地電気特性がLLZ特性に影響するものと考えられ、解析およびフィールド実験での重要な検討事項とした、等が挙げられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 青森空港の積雪によるLLZのコース偏位2008

    • Author(s)
      横山 尚志, 朝倉 道弘, 田嶋 裕久, 中田 和一
    • Organizer
      電子航法研究所研究発表会
    • Place of Presentation
      電子航法研究所
    • Year and Date
      2008-06-13

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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