2010 Fiscal Year Annual Research Report
人間の熟練過程モデルを考慮した創発的問題解決の方法論
Project/Area Number |
20560385
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
玉置 久 神戸大学, システム情報学研究科, 教授 (10227267)
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Keywords | システム工学 / 創発的方法論 / 問題解決 / 熟練過程 / シミュレーション / 意思決定支援 |
Research Abstract |
人間と計算機の協業による問題解決・意思決定支援を図ることを目的とし,(1)人間の熟練過程モデルの構築,(2)創発的インタラクション・モデルの再構築,(3)知能・技能ハイブリッド型問題解決支援の方法論の開発,をサブテーマに設定している。これらのサブテーマの中で,平成22年度は,特に焦点を当てて研究を進めた。 (a)知能・技能ハイブリッド型問題解決支援の方法論の開発: -問題解決の対象(例題)として,生産システムにおけるリアルタイム・スケジューリングの問題(計画系),およびラジコンやレーシングカートの操縦支援問題(制御・運用系)を取り上げ,ハードウェアの作製,ダイナミクスのシミュレータの開発を進めた。 -問題解決支援の方法論について,熟練過程ならびに支援そのものの形式的表現を中心に,方法論を構築・開発のための基本的枠組みを検討するとともに,支援方法の体系化を試案した。 (b)熟練過程モデルのプロトタイプ構築: -上記(a)の例題を対象とし,創発的問題解決の基本的枠組みのもとで,熟練過程モデルのプロトタイプを構築するとともに,熟練の度合いや支援の効果・在り方を定量的に評価した。これらの結果より,本研究で構築された方法諭・計算モデルの有効性・可能性が確認された。
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