2009 Fiscal Year Annual Research Report
オーダライフサイクルマネジメントと生産スケジューリングの融合に関する研究
Project/Area Number |
20560388
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
藤村 茂 Waseda University, 理工学術院, 教授 (00367179)
|
Keywords | 生産スケジューリング / 生産計画 / 受注システム |
Research Abstract |
前年度の成果である広義OLMのデータベースを用いて,今年度は生産スケジューリング手法の多段階実現方法の可能性について検討を行った.検討の際には,既開発の自己構築型スケジューリングシステムの機能を利用し,その機能をさらに強化した.このシステムは,一般企業で利用してもらい評価いただくためにWeb公開を開始した.このシステムを利用して,実際の企業の運用データを適合し,利用可能なデータをデータベースに保存し,そのデータベースから多段階生産スケジューリングにおける必要なデータを抽出し,自己構築スケジューリングシステム上でスケジューリング処理内容を検討した.処理で利用される共通処理内容を,生産スケジューリング方法の多段階実現方法において利用可能な部品として抽出し,それらを利用できる仕組みを検討した.多段階生産スケジューリングで用いる共通部品は,スケジューリングの際に着目する視点(時間,利用資源など)が異なり,その部品で利用するマスタ情報の変化を考慮したマスタ情報の一般化の検討を行った.また,本研究テーマを業務全体のプロセスモデリングに拡張し検討を行うために,来年度より,電気学会C部門において,「生産スケジューリング業務プロセスモデリング協同委員会」を設置することを計画している.そのために,関連企業にデータ提供の依頼を実施し準備を行っている.来年度は,この委員会の成果も統合し本研究課題の研究を推進していく予定である.
|
Research Products
(3 results)