2008 Fiscal Year Annual Research Report
通信チャネルにおける情報価値および情報量の客観評価法の研究
Project/Area Number |
20560390
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
瀧澤 由美 The Institute of Statistical Mathematics, モデリング研究系, 准教授 (90280528)
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Keywords | 通信チャネル / 情報量 / 画像伝送 / 情報価値 |
Research Abstract |
本研究は特に無線通信チャネルにおける帯域制限条件の下で、通信コストの視点の基に特に画像の品質について指標を与えることを目的としている。 まず、無線チャネルの帯域幅を適宜選定して、画像の品質について検討した。従来、高画質の画像伝送のためには例えば32Mbit/sの伝送速度で無線帯域幅として50MHz程度が必要とされてきた。しかし、実際のシステムでは同一の帯域、場所、時間に多くのユーザーが利用するため、一人当たりの速度は制限され、従来に比べて狭帯域である10MHz〜1.25MHzの範囲内において伝送し得る画像品質について検討する必要がある。 これについてシミュレーションによる画像品質の技術的評価を行った。 また、生物の行う信号処理の方法について学び、この仕組みの知見から新しい方法の検討を行った(11.研究発表参照)。
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