2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20560437
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Research Institution | Akashi National College of Technology |
Principal Investigator |
江口 忠臣 Akashi National College of Technology, 都市システム工学科, 准教授 (20232944)
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Keywords | 密度評価 / 道路盛土 / 振動数 / 載荷比 |
Research Abstract |
ここ数年の台風災害,地震災害において盛土の崩壊が多発しており,その大きな原因のひとつとして所期の締固め強度が盛土端部において十分に得られていないことが挙げられる.その数は看過できない状況となっており,先の新潟県中越沖地震においても道路盛土の崩壊が多数発生している.このような状況から施工時の品質を保証できる工法開発が喫緊の課題である.また,災害時道路盛土の復旧には時間的制約から効率的な締固め方法が必要とされている.従来技術では困難であった土の撒き出し層深層部の密度管理を密度センサーの開発によって可能とするものであり,応力変換器として,土圧計を用い正方形と六角形で構成された多面体プラットフォームの表面に配置したものを製作した.土圧計は直交座標系とこれに対しある方向余弦をもつ非直交座標系上に配置され,得られた垂直応力から八面対応力を求められるようにした.応力変換器で計測した八面体垂直応力と八面体せん断応力を三軸圧縮試験より求めた密度変換式に代入して、密度を算定する密度センサーを構築した.今年度の成果として厚層締固めにおける密度評価方法について得られた知見を以下に示す. ・Beileyの公式による密度推定における推定誤差は,載荷比αを用いて修正係数β=0.199α+0.958を導入することで,精度向上が確認できた. ・表面硬度による密度推定は,本実験条件ではρd=0.028M+1.209(r=0.9769)の関係式が得られ,実用化の可能性が示された. ・SSTを用いてのリアルタイムな密度管理について,転圧終了後の底部での乾燥密度の推定への利用については,実現の可能性が示された.
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Research Products
(1 results)