2010 Fiscal Year Annual Research Report
コンテクスト応答型警告システムの地区全体への導入効果評価手法
Project/Area Number |
20560491
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
藤原 章正 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50181409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
張 峻屹 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (20284169)
桑野 将司 広島大学, 大学院・工学研究院, 助教 (70432680)
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Keywords | 交通事故 / ITS / 社会実験 / 警告情報 / 生体情報 |
Research Abstract |
本研究は、危険な合流部や交差点が連続する交通事故危険箇所区間あるいは交通事故危険地区の全体を対象として、複数の安全対策を同時に実施し、相互作用効果を計測すること、走行実験による実験においてドライバーの生体情報に着目したITS導入効果の分析を行った。具体的には、2008年度に広島地区で実施した公道実験データを用いて、学術的・学際的な視点から、1)CRWシステムによる地区全体の交通事故削減効果の総合評価、2)CRWシステムの導入方法の提案を行った。 1)については、CRWシステムに関する公道実証実験の評価(実験方法、システムの構成と性能、実装パフォーマンスなど)を引き続き行うとともに、昨年度までに実施した調査データ(走行実験とSP調査)を活用し、走行危険性や生体情報などを用いたシステムの導入効果の評価方法を開発した。同時に、地域全体に導入する場合の交通事故削減効果を評価した。 2)については、今までの評価結果(モデル分析による評価、市民ワークショップによる評価、協議会による評価など)をもとに、CRWシステムを今後地域全体に導入するにあたっての課題を整理すると同時に、それら課題を克服するための方法を提案した。
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