2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20560500
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Research Institution | National Research Institute of Police Science |
Principal Investigator |
萩田 賢司 National Research Institute of Police Science, 交通科学部, 主任研究官 (00356221)
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Keywords | 交通事故 / 車両感知器 / 交通量 |
Research Abstract |
交通管制データは信号制御等のため、交通事故データは交通事故を記録して様々な交通事故防止対策に分析するため、アメダスデータは気象情報として、別々の目的で収集されているものである。そのため、過去においては、高速道路以外の一般道路において、交通事故データと交通管制データを繋げて分析した研究事例は非常に少ない。 しかし、交通事故分析の高度化のためには、交通事故発生時の当事者の走行道路の交通状態量や交通時御発生時の降雨量を分析することも重要である。そのため、本研究では、道路ネットワーク、交通事故発生地点の緯度経度情報、当該交通事故に関係した車両の進行方向ベクトル、アメダスデータ等を活用して、交通事故原票と交通事故発生時の交通状態量が記録されている車両感知器データ、アメダスデータを統合するシステムを開発した。 本研究で開発したシステムは、GISと道路ネットワークを活用して、交通事故当事者が走行してきた道路を特定することができ、交通事故と車両感知器データ、アメダスデータを時間的・空間的に統合できるという特徴がある。 このように、交通事故データ、車両感知器データ、道路ネットワークデータ、アメダスデータを活用して、交通事故データと交通事故の当事者が走行してきた道路の事故直前の交通状態量や交通事故発生時の降雨量を結合するシステムを構築することができた。千葉県の東葛地区において、本研究で開発したシステムを用いて、これらのデータを統合した。その結果、リンクが存在しない道路も含めると、交通事故の当事者が走行してきた道路を95%程度は特定できたため、今後の交通事故分析のための有力なツールが完成した。そのうえで、交通量レベル別の事故率(件/台・キロ)を算出した。
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Research Products
(1 results)