2009 Fiscal Year Annual Research Report
組織と合意形成手法に着目した韓国・マレーシア・シンガポール戦後ニュータウンの再生
Project/Area Number |
20560595
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
村上 心 Sugiyama Jogakuen University, 生活科学部, 教授 (10247603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 京子 名古屋大学, 施設計画推進室, 准教授 (70420370)
川野 紀江 椙山女学園大学, 生活科学部, 助手 (30247605)
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Keywords | 建築・都市経済 / アジア / ニュータウン / 再生 |
Research Abstract |
平成21年度は、シンガポールでの実地調査を行った。また、平成20年度に実施したマレーシア調査の成果を、シドニーで開催された国際会議で発表した。 ●シンガポール調査 ○調査日程:2009.8.1.-8.4. ○調査概要:シンガポールの公的住宅供給主体であるHDB、及び、有識者(大学教授)へのインタビュー調査を行った。さらに、各年代毎の典型的集合住宅事例の実地調査を行った。 ○インタビュー調査結果(の一部):シンガポールでは、スラムクリアランスを目的とした国の総合的な都市計画を行うためSIT(Singapore Improvement Trust)が1927年に設立された。現在の供給主体であるHousing department Board(以下HDB)(1968年設立)の前身であり、いずれの組織も直接供給である。国土が狭いシンガポールでは総合的な開発による住政策が、高い人口密度を確保しているといえる。シンガポールは最もストック数が多いのは3ベッドルーム、4ベッドルームである。居住者意識をみると、シンガポールの居住者の住戸に対する満足度は非常に高い。シンガポールは国民の80%以上がHDB HOUSINGに居住しているので住戸に対する格差が少ないことが満足度につながっている可能性がある。 ●国際会議「Housing Researchers Conference」(Asia-Pacific Net-work for Housing Research主催)での発表 ○会議日程:2009.8.5.-8.7. ○発表タイトル:「A Study on Refurbishment of Multi-family Houses in Malaysia-Housing Developed by Kuala Lumpur City Government in the '80s-」
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Research Products
(5 results)