2010 Fiscal Year Annual Research Report
磁性材料被覆気相成長炭素繊維の精密配向制御による機能性接着界面の創製
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20560640
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| Research Institution | Yamagata University |
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Principal Investigator |
高橋 辰宏 山形大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (60344818)
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| Keywords | 配向制御 / 磁場 / 気相成長炭素繊維 / 複合 |
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| Research Abstract |
本研究は、軽量高強度、配向制御応答性、力学的アンカリング性をもつ「ハイブリッドナノフィラーの作製」と、それを高分子中に分散させ「磁場による精密配向制御」の基盤技術を確立することを目的としている。本年は、連続プロセスを用いた基盤技術確立と、新しいハイブリッドナノフィラーの作製の基盤技術確立を目指した。
本年は、フェライトを用いたハイブリッドナノフィラーを様々な方法にて作製し、まず高分子マトリックス中に孤立分散できる最適なフェライトを用いたハイブリッドナノフィラーの作製方法を探索検討した。この中でフェライトとナノフィラーとの単純ブレンドによる複合フィラー作製、また、ナノフィラーを分散させた系内にてin-situでフェライト作製をおこなうin-situ複合フィラー作製等の検討を行った。in-situ複合フィラー作製が表面被覆には効果的・効率的な手法であることを明らかにした。またフェライトの作製条件を最適化することで、極少量でそのフェライトが効果的に付着被覆した複合ナノフィラーを作製できることを明らかにした。本手法が反磁性ナノフィラーの作製に一般化できることを他のVGCF以外の反磁性ナノフィラーにおいても実証した。
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