2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20560774
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
沈 秀中 Kyoto University, 原子炉実験所, 助教 (20362410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三島 嘉一郎 京都大学, 原子炉実験所, 教授 (60027472)
齊藤 泰司 京都大学, 原子炉実験所, 准教授 (40283684)
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Keywords | 流れ誘起の気泡集積 / 多次元気液二相流 / 熱線流速計 / 多センサープローブ / 界面輸送モデル / レイノルズ応力 / 乱流モデル / ドリフトフラックスモデル |
Research Abstract |
気泡の集積流動現象は気液二相流の流れによる気泡集積区域を生じることである。この現象の特徴は気泡集積区域でボイド率が急上昇し、差圧が著しく低減することである。その現象の形成機構を明らかにするために、平成20年度は実験装置と計測方法の構築、垂直管内の実験及び一部理論の検討を実施した。具体的に、(1)空気-水二相流実験ループ(試験部:垂直管,内径50mm×高さ3m、気液混合部、気液分離器、ループ配管など)を構築した。(2)差圧法、流量計を含む流動計測系を構築した。(3)画像処理法と数値実験による多センサー・プローブの計測理論と計測方法を再検証した。(4)気液二相流においてホットフィルムプローブの校正実験を行った。また、流れの温度変化がホットフィルムプローブに対する影響を検討した。(5)φ50mm垂直管内の広流動範囲の気液二相流実験と気液二相のデータベースを構築した。(6)132.5×132.5mm矩形流路内の実験内容とBWRの燃料集合体内のウオーターロッドと燃料棒を模擬している障碍物の設計を行った。(7)垂直大口径管(φ200mm×24m)において、(a)光学式多センサー・プローブを用いて気液界面(即ち気相)の局所計測、(b)ホットフィルムプローブを用いて液相流速の局所計測を実施し、気相の相分布、気相と液相それぞれの速度分布及びレイノルズ応力のデータベースを構築し、そのデータベースより気泡集積流動現象の発生時の分布パラメータとドリフト速度および壁により誘起される乱れと多次元的に動く気泡により誘起される乱れのカップリングを検討した。(8)特定気泡の動き及びそれにより及ぶ形状変化を検討した。
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Research Products
(4 results)