2008 Fiscal Year Annual Research Report
ミトコンドリアの選択的分解に必要な新規因子の網羅的探索と機能解析
Project/Area Number |
20570144
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
岡本 浩二 National Institute for Basic Biology, 分子細胞生物学研究部門, 特別協力研究員 (40455217)
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Keywords | ミトコンドリア / 細胞内分解 / タンパク質標的化 / 出芽酵母 |
Research Abstract |
【平成20年度】ミトコンドリア・オートファジーを欠損した遺伝子破壊株の探索と表現型解析 1.ミトコンドリアGFPマーカーを発した遺伝子破壊株の作製 ミトコンドリア・オートファジー(マイトファジー)を蛍光顕微鏡で可視化するため、ミトコンドリア・マトリックス局在シグナル配列付きGFP(mito-GFP)をコードしたプラスミドで細胞を形質転換し、約5150株のミトコンドリア可視化株コレクションを作製した。 2.蛍光顕微鏡を用いた網羅的1次スクリーニング 上記コレクションを、グリセロールを含む非発酵性の96ウェル選択液体培地に殖菌後、培養し、蛍光顕微鏡での観察を行った。液胞への取り込み後、ミトコンドリアの膜構造と多くのタンパク質は消化されるが、分解されにくいGFPは液胞に残る。mito-GFPで可視化されたミトコンドリアに加えて、球状のGFPシグナルを持つものをネガティブ、持たないものをポジティブとし、1次スクリーリングを行った結果、53株のマイトファジー欠損変異株を単離した。そのうち、顕著な表現型を示すもので未解析の遺伝子をMTV1(M__-itochondria T__-ransport to V__-acuoles)と命名し、機能解析を現在行っている。
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Research Products
(2 results)