2008 Fiscal Year Annual Research Report
血管・神経のネットワーク形成に異常を引き起こすゼブラフィッシュ変異系統の解析
Project/Area Number |
20570195
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
東海林 亙 Tohoku University, 加齢医学研究所, 助教 (40250831)
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Keywords | ゼブラフィッシュ / 神経発生 / 血管形成 |
Research Abstract |
血管・神経のネットワーク形成に異常を引き起こすゼブラフィッシュ変異系統のポジショナル・クローニングを行い、この結果、側線神経の軸索と将来の標的となる有毛感覚細胞の原基とが解離する変異系統shaneの原因遺伝子を明らかにした。この遺伝子産物は細胞内輸送に必要な因子であり、今後はこの遺伝子産物の欠損が神経異常を引き起こす分子メカニズムを解明していく予定である。 また別の変異系統mujinaはコレステロール合成系路に異常を引き起こし、その結果として神経と血管の両者に発生異常をもとらすことを明らかにしている。こちらについても引き続いて原因となる代謝産物の特定とそれに伴って異常をきたす分子メカニズムを明らかにする。
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[Journal Article] Crucial role of peroxiredoxin III in placental antioxidant defense of mice2008
Author(s)
Li, L., Shoji, W., Oshima, H., Obinata, M., Fukumoto, M., Kanno, N.
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Journal Title
FEBS Lett 582
Pages: 2431-2434
Peer Reviewed
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