• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

レタスのチップバーン発生機構の解明と抵抗性品種の選抜

Research Project

Project/Area Number 20580026
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

宇野 雄一  Kobe University, 農学研究科, 准教授 (90304120)

Keywordsカルシウム / 欠乏症 / レタス / チップバーン / 抵抗性 / 診断法 / Ca-Hアンチポーター
Research Abstract

チップバーンは、レタスや他の葉菜類に発生するGa^<2+>不足を原因とする生理障害であるが、その発生要因と発生機構は複雑多岐に渡り、統合的に理解されていない。それゆえ、レタスの抵抗性品種の育種も停滞している。本研究では、チップバーン抵抗性評価法を新たに確立し、レタスのチップバーン発生要因を詳細に調査することにより、機構解明と抵抗性品種の選抜を目指している。平成20年度は、チップバーン抵抗性診断法の開発、および抵抗性品種の選抜に主として取り組んだ。本年度は、カルシウム輸送に関係すると考えられるCa^<2+>-H^+アンチポーター(CAX)をコードする遺伝子を調査した。
1.Ca2+関連因子をコードするcDNAの検索:レタスのCa^<2+>-H^+アンチポーターをコードする遺伝LsCAX3について、5'RACE法および3'RACE法によるcDNAのクローニングを試みた。その結果、2つのcDNA断片を得た。
2.CAX遺伝子の発現解析:LsCAX3遺伝子の発現解析をリアルタイムPCR法により行ったところ、GaCa^<2+>添加、低温、および浸透圧ストレスに応答した発現は確認できなかった。
3.CAXのcDNAのTg用ベクターへのサブクローニングと形質転換:35Sプロモーターを持つバイナリーベクターにAtCAX3をコードするcDNAのクローニングを行い、形質転換体作成用ベクターコンストラクトを構築し、アグロバクテリウム感染系によりレタスの葉片に形質転換させた。カルスの脱分化、シュートの分化、発根・馴化を経てT_1個体を獲得した。今後はT_2個体を得て、導入確認および発現解析を行う予定である。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi