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2008 Fiscal Year Annual Research Report

流れ場環境の違いが河川生息魚の突進遊泳能力に与える影響

Research Project

Project/Area Number 20580259
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

泉 完  Hirosaki University, 農学生命科学部, 教授 (60132007)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 幸  弘前大学, 農学生命科学部, 助教 (40302020)
Keywordsシロウオ / ヤマメ稚魚 / イワナ稚魚 / スタミナトンネル / フイールド / 高速度カメラ / 魚の尾部の運動
Research Abstract

上記研究課題について平成20年度は河川のフィールドで以下の実験を実施した.
1. シロウオの遊泳速度の測定 : シロウオが遡上してくる青森県蟹田川において, 可搬型の内径5.4cmのスタミナトンネルを用いて天然のシロウオの遊泳実験を現地で実施し, 遊泳速度について検討した. その結果, 57尾(平均体長4.3cm)が計測され, シロウオは32cm・s^<-1>〜35cm・^<s-1>・の管内遊泳速度で平均17.9s〜20.5s間遊泳することがわかった. シロウオの遊泳速度について我が国で初めての知見を得ることができた.
2. ヤマメ稚魚の遊泳挙動 : 青森県蟹田川支流の高石股沢川において可搬型の長方形断面のスタミナトンネルの実験装置を用いてヤマメ稚魚の遊泳実験を現地で実施し, 遊泳速度と尾部の挙動について検討した. 解析には高速度カメラを使用した. その結果, ヤマメ稚魚では11尾(平均体長5.0cm)の50cm・s^<-1>〜120cm・^<s-1>の遊泳速度と尾びれの振動数に関する知見を得ることができた.
3. イワナ稚魚の遊泳挙動 : 青森県西目屋村の三上養殖場において, ヤマメ稚魚の実験と同じ実験装置と高速度カメラを用いてイワナ稚魚の遊泳実験を実施し, 遊泳速度と尾部の挙動について検討した. その結果, 17尾(平均体長7.5cm)の遊泳速度100cm・^<s-1>〜200cm・^<s-1>と尾びれの振動数に関する知見を得ることができた.
シロウオの研究成果については, 平成21年度農業農村工学会大会講演会で発表エントリー済みである.

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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