2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20580299
|
Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
植竹 勝治 Azabu University, 獣医学部, 教授 (00312083)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 智夫 麻布大学, 獣医学部, 教授 (40130893)
|
Keywords | 哺乳子牛 / 輸送ストレス / 行動 / 生理的反応 / 家畜福祉 |
Research Abstract |
ホルスタイン種(1反復目14~26日齢,8頭;2反復目11~22日齢,6頭)および黒毛和種とホルスタイン種との交雑種(13~20日齢,3頭;38~45日齢,2頭)の雄子牛を3群に分け、輸送距離(50,100,150km)と割当床面積(0.25,0.35,0.45m2/頭)に配置して、逐次増減法により2回反復して各3回ずつ輸送した。輸送中の行動および輸送後における瑕疵および水様便の発生を観察すると共に、輸送開始前日にも血液を採取し、輸送前後での生理指標の変化について調べた。 その結果、輸送による瑕疵は1個体のみであり、輸送後の水様便の発生と輸送距離、割当床面積に関連は認められなかった。血中のコルチゾール、ノルアドレナリン、AST、IgMに対する輸送距離の効果(全てP<0.05)ならびに総タンパク質、乳酸、ALT、アドレナリン、ノルアドレナリンに対する品種と割当床面積の交互作用(全てP<0.01)が有意であった。輸送中の横臥および向き替えの発現と割当床面積との関連は有意(共にP<0.05)であったが、それらの行動発現と輸送距離との関連は認められなかった。
|
Research Products
(2 results)