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2009 Fiscal Year Annual Research Report

ニホンウズラにおける自然免疫に関与する受容体と抗菌ペプチドの発現

Research Project

Project/Area Number 20580327
Research InstitutionTokyo University of Agriculture

Principal Investigator

原 ひろみ  Tokyo University of Agriculture, 農学部, 講師 (00343567)

Keywordsニホンウズラ / 腸内細菌 / 16S rDNA / 偽好酸球顆粒 / 抗菌活性 / TLR4 / 抗体
Research Abstract

1.幼雛個体における腸内細菌叢の同定
正常血漿中IgG濃度2mg/ml未満のL群および3mg/ml以上のH群の各F1の1、3、5および7日齢の各3個体(L群1日齢のみ2個体)合計23羽の盲腸内容物より嫌気性菌検出用非選択培地に検出されたコロニー計284個(L群:計188個、H群:計96個)を供試した。菌種は16S rDNA invariant領域の一部約500bpを増幅するプライマー用い、PCR法、シークエンス解析により得られた塩基配列をRDP-IIデータベースと比較し同定した。その結果、データベース登録菌種と95%以上の高い相同性を示す15科、31属の菌を同定した。したがって、各群・日齢による腸内細菌叢の菌種による差異を検討できるデータが整った。
2.抗DEFB抗体の特異性
初年度に抗DEFB抗体が得られなかったため、生体からのDEFB画分精製を開始した。末梢血より偽好酸球を密度勾配遠心法で回収し、超遠心分離を利用し、顆粒を得、酸性処理により顆粒抽出液を得た。得た抽出液の抗菌性活性を溶菌反応法のディスクおよびコロニー法にて確認した。したがって、精製を進め、抗菌活性を示す分子の同定へ進める。
3.抗TLR1およびTLR4抗体の作製
抗TLR1抗体は作製できなかった。抗TLR4抗体は前年度に得たORF塩基配列をもとに抗原決定基となりうるペプチド配列を推測し、その合成ペプチドをウサギに免疫し、抗血清を得た。したがって、得られた抗体の特異性を検討するとともに、初年度に抗TLR2抗体による免疫組織染色解析で得られたTLR2の腸管分布との比較解析へとつなげられる。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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