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2008 Fiscal Year Annual Research Report

糖尿病末梢神経症に及ぼす高血圧および高脂血症の影響

Research Project

Project/Area Number 20580332
Research InstitutionSetsunan University

Principal Investigator

尾崎 清和  Setsunan University, 薬学部, 講師 (40268496)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 奈良間 功  摂南大学, 薬学部, 教授 (80268490)
松浦 哲郎  摂南大学, 薬学部, 准教授 (20268494)
Keywordsラット / 末梢神経 / 高脂血症 / 糖尿病 / 高血圧
Research Abstract

1.高脂肪食投与による高脂血症WBN/kobラットの作製
10週齢のWBN/kobラットにアロキサンを単回静脈内投与し、糖尿病を誘発した。高脂肪・高ショ糖食(F2HFHSD)を30週間摂取させる高脂肪食投与群とスタンダード食を摂取させる対照群の2群構成とした。10週おきに血糖、尿糖、血中トリグリセリド、LDLコレステロール、インスリン濃度の測定をおこなった。
2.高脂肪食投与による高脂血症Zucker diabetic fattyラットの作製
糖尿病および高脂血症を発症している10週齢のZucker diabetic fattyラットをもちいて、高脂肪・高ショ糖食を30週間摂取させる高脂肪食投与群とスタンダード食を摂取させる対照群の2群構成とした。
3.高脂肪食投与による高脂血症WBN/kobラットの解析
3.1血液、血圧、尿の分析
いずれの群ともに高血糖、高尿糖を持続した。高脂肪食を投与した群の中性脂肪は有意な高値を示したが、コレスレテロール値には著変はなかった。血圧は高脂肪職群は変化しなかったが、対照群では加齢性に上昇した。
3.2後肢末梢神経の運動神経伝導速度の測定
運動神経伝導速度は両群間に有意な差はなかった。
3.3末梢神経病変の光学顕微鏡による定性的および半定量的解析
坐骨神経、脛骨神経、腓腹神経のときほぐし標本による髄鞘及び軸索病変の解析において両群ともに軽度な髄鞘病変を認めたが、両群間に有意な差はなかった。
4.高脂肪食投与による高脂血症Zucker diabetic fattyラットの解析
高脂肪食を投与した群は、いずれも一般状態の悪化により瀕死期での安楽殺ないし死亡したため、以後の解析を継続することができなかった。
意義 今年度は解析途上で明確な結果を得ていないが、高脂血症を示す動物に更に重度の高脂血症を食事性に誘発することは非常に困難であることが明確となった。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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