2008 Fiscal Year Annual Research Report
細胞周期解析による赤潮原因藻類の野外における増殖速度の見積もり
Project/Area Number |
20589002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Purposes
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
片野 俊也 Saga University, 有明海総合研究プロジェクト, 研究機関研究員 (00509820)
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Keywords | 赤潮原因藻類 / 細胞周期解析 / 細胞の固定方法 |
Research Abstract |
1. 固定方法の検討 : Chattonella antiqua, C. marina培養株を用いて、固定方法を検討した。固定には、HEPES緩衝液を用いると良い結果が得られた。また、有明海から採取したChattonella spp.の天然試料に対しても適用し、その有用性を確認した。論文としてまとめて、Phycologia誌に投稿し、受理された。 2. 簡便なFISH法の検討 : 固定方法およびFISHおよびFCMで用いる蛍光試薬の選定等まで行なった。FISHにはCy3を利用することとし、予備実験まで終了した。 3. 培養株に対する細胞周期解析 : 上記方法により固定されたC. antiqua培養株に対して、フローサイトメトリーを利用する細胞周期解析法を確立した。DNA染色試薬にはSYTOX greenを利用することとした。
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Remarks |
基盤C
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Research Products
(2 results)