• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2008 Fiscal Year Annual Research Report

中枢神経系幹細胞特異的遺伝子の機能解析

Research Project

Project/Area Number 20590196
Research InstitutionDokkyo Medical University

Principal Investigator

中舘 和彦  Dokkyo Medical University, 医学部, 准教授 (80372895)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大桃 秀樹  獨協医科大学, 医学部, 助教 (90453406)
Keywords中枢神経系 / 幹細胞 / 遺伝子 / 細胞死
Research Abstract

我々の社会はこれから高齢化社会となり、一層の中枢神経系の神経回路構築の検討や神経細胞の再生研究は必要不可欠のものである。
そこで我々はこれまでに神経幹細胞に特異的に発現する遺伝子群を同定してきた。これらの遺伝子群の中で新規同定遺伝子radmis (radial fiber associated mitotic spindle protein)に着目し、この機能解析を行ってきている。この遺伝子のモチーフ解析により特異的なモチーフ構造を持たない機能的に未知の遺伝子ということが分かってきた。radmisの機能を探るために、培養細胞系を本年度研究実施計画通り立ち上げ、現在培養法の確立を行っているところであり、今後強制発現ベクターによる導入実験を行う予定である。また、個体レベルの研究も平行的に行っており、マウス胎児を用いて脳室内へのin utero遺伝子導入を行った。胎児での遺伝子の強制発現における変化を現在解析中であり、次年度で行う予定の成体での強制発現の結果と比較検討を行う予定である。また、次年度で本格的に行う予定のBrdUを用いた神経幹細胞の成体での動態観察の研究方法の確立を本年度から行ってきており、成体での観察可能な状況が出来る状況になってきた。今後radmis発現との関連性を詳細に検討する。また、中枢神経系での神経細胞死による回路の再構築時にもradmisが発現し、新規神経細胞が産生されていることが考えられることから、本年度において中枢神経系神経変性疾患モデル動物(Zitter rat)を用いた解析を行った。本年度の研究を踏まえ、次年度以降の研究を発展させたいと考えている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 進行性神経変性疾患モデル動物(Zitterラット)黒質におけるミクロクリアの解析2009

    • Author(s)
      中舘和彦, 大桃秀樹, 他
    • Organizer
      日本解剖学会
    • Place of Presentation
      岡山
    • Year and Date
      2009-03-28
  • [Presentation] ラット主嗅球における小胞性グルタミン酸輸送体の発達変化2009

    • Author(s)
      大桃秀樹, 中舘和彦, 他
    • Organizer
      日本解剖学会
    • Place of Presentation
      岡山
    • Year and Date
      2009-03-28

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi