2009 Fiscal Year Annual Research Report
ABCG2遺伝子多型に基づく非小細胞肺癌のゲフィチニブ感受性・副作用発症予測
Project/Area Number |
20590372
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
今井 康雄 Dokkyo Medical University, 医学部, 准教授 (10342651)
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Keywords | 病理学 / 抗癌剤感受性・副作用発症予測 / 遺伝子診断 |
Research Abstract |
ABCG2遺伝子多型に基づく非小細胞肺癌のゲフィチニブ感受性と有害事象発症予測に関する研究 平成21年度以降は、ABCG2遺伝子多型の中でもABCG2蛋白質発現量に特に大きく影響を与えるエクソン4のC376Tとエクソン5のC421Aの2つの遺伝子多型を決定する作業を継続して行っている。 後向き研究においては茨城県立中央病院と獨協医科大学越谷病院病理部に保存されている非小細胞肺癌患者のパラフィンブロック標本から、前向き研究においては末梢血からゲノムDNAを抽出しPCRでエクソン4とエクソン5を増幅し、PCR産物を直接シーケンスして遺伝子型を決定する作業を行っている。C376TとC421Aの両方の遺伝子多型が認められた患者では、それらが同一のアレル上にあるのか否かによりABCG2発現量は大きく影響を受ける。そこで後向き研究においてはパラフィンブロック標本からtotal RNAを抽出し逆転写反応を行い、また前向き研究においては末梢血からゲノムDNAを抽出し、各々エクソン4から5を含む領域を一括してPCR増幅しそのPCR産物をサブクローニングした上で個々のクローンの遺伝子多型を決定する作業を行っている。 茨城県立中央病院地域がんセンターと獨協医科大学越谷病院呼吸器内科の協力を得て、非小細胞肺癌患者152例の登録を行い、ゲフィチニブ投与後の臨床情報の収集を並行して行っている。
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Research Products
(1 results)