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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ライソゾーム病における自己抗体産生機序の解明

Research Project

Project/Area Number 20590407
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

山中 正二  Yokohama City University, 附属病院, 准教授 (80264604)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 章  横浜市立大学, 医学部, 客員研究員 (20381585)
Keywordsライソゾーム病 / 自己抗体 / 胸腺 / サイトカイン・ケモカイン
Research Abstract

ライソゾーム病における自己抗体産生機序の解明のために、Sandhoff病モデルマウス(SDマウス)の胸腺を用いて以下の研究成果を得た。
1)形態を主体とした解析
・15週齢のSDマウスでは胸腺皮質T細胞の顕著な減少が見られる。SDマウスの胸腺ではTUNEL陽性の核の断片が多数検出され、核の断片を細胞質に含むマクロファージが多数確認された。一方、Fc Receptor gamma鎖をノックアウトしたSDマウスでは胸腺の退縮が遅延し、腫大化したマクロファージも減少していた。これらの結果からSDマウスの胸腺ではT細胞のマクロファージによる貪食が、アポトーシスの亢進および抗原抗体反応によって顕著に増加していることが示唆された。
・15週齢のSDマウスの胸腺において高発現している遺伝子のひとつ、B1細胞遊走性ケモカインCXCL13を免疫染色法で検出したところ、腫大化したマクロファージと思われる細胞の細胞質が陽性となり、主な産生細胞はマクロファージと考えられた。
2)SDマウスにおける胸腺の役割の検討
SDマウスにおける胸腺の病態への関与を明らかにするため、胸腺摘出を予定していたが、代替実験として、SDマウスで病態改善が見られたとの報告がある骨髄移植を実施した。その結果、胸腺の退縮は改善し、また、自己抗体価の産生も減少した。この結果から、骨髄移植によるSDマウスの病態の改善には胸腺の改善が関与していることが示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Involvement of retinal neurons and pigment epithelial cells in a murine model of sandhoff disease.2008

    • Author(s)
      Sango K, Yamanaka S, et al
    • Journal Title

      Ophthalmic Res. 40(5)

      Pages: 241-248

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] サンドホフ病モデルマウスを用いた網羅的サイトカインの解析2008

    • Author(s)
      幸光範子, 山中正二, 他
    • Organizer
      第97回日本病理学会総会
    • Place of Presentation
      金沢
    • Year and Date
      2008-05-16

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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