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2010 Fiscal Year Annual Research Report

癌浸潤促進因子EMMPRINの多機能性メカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 20590415
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

鍋島 一樹  福岡大学, 医学部, 教授 (40189189)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 濱崎 慎  福岡大学, 医学部, 講師 (90412600)
青木 光希子  福岡大学, 医学部, 助教 (80469379)
Keywords腫瘍 / マトリックス・メタロプロテアーゼ / 浸潤 / 転移
Research Abstract

1-1:FLAG-tagged full sized emmprin発現細胞(胃癌細胞株TMK-1および類上皮肉腫細胞株FU-EPS-1細胞)と線維芽細胞をcocultureし(腫瘍細胞のemmprinにて線維芽細胞を刺激する条件下)、cross-linker(BS3)を作用させてemmprin膜蛋白複合体を形成させ、1%CHAPSを含むlysis buffer(1%CHAPS in 25mM Tris-HCl pH 7.4+150mM NaCl+1mM CaCl_2)にて抽出した。この抽出複合体をWestern blottingにて確認すると、BS3処理群でのみ抗emmprin抗体と反応する76kDaバンドを認めた。抗FLAG抗体では(モノクローナルもポリクローナルも)認識されなかったが、このバンドは3種類のemmprin抗体で認識できるので、FLAG認識部位が複合体内部に向いて、抗体との反応性を欠いたものと判断し、このバンドとBS3非処理サンプルの同部位を切り出し、質量分析器にて解析した(東大医科学研究所 越川直彦博士、尾山大明博士に依頼)。
1-2:質量分析の結果、BS3処理後の複合体(+)サンプルからは431分子断片が、BS3無処理サンプルからは787分子断片が得られ、emmprin(basigin/CD147)は前者のみに含まれていた。両サンプル間で278分子が共通に認められ、130分子が複合体(+)サンプルのみに認められた。コンタミの可能性も考えられる表皮関連分子、分析上確からしさの低い分子、核内分子(transcription factorsなど)を除外し、さらに分子量にてスクリーニングを行い、約10程度の分子に絞り込まれた。現在これらの分子のemmprinとの複合体形成について確認作業中である。

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Published: 2012-07-19  

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