2008 Fiscal Year Annual Research Report
結核菌低分子量分泌タンパクT細胞エピトープの同定と抗結核ワクチンへの応用
Project/Area Number |
20590438
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
永田 年 Hamamatsu University School of Medicine, 医学部, 教授 (90275024)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻村 邦夫 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (10227407)
小出 幸夫 浜松医科大学, 医学部, 理事 (30126809)
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Keywords | DNAワクチン / 結核 / 低分子量分泌タンパク / T細胞エピトープ |
Research Abstract |
結核菌由来低分子量分泌タンパクであるTB10.4(CFP7; Rv0288), TB18.5 (Rv0164), CFP10 (Rv3874), CFP11 (Rv2433c), CFP17(Rv1827), ESAT6 (Rv3875)について下記のように、本研究の基盤となるものの構築、作製をおこない、まず純系マウスを用いた解析を開始した。 1) 単一分子のDNAワクチン用プラスミドの構築 T細胞エピトープ同定のために、個々の低分子量分泌タンパク分子のDNAワクチンを構築した。結核菌H37Rvゲノム遺伝子からPCR法により、上記低分子量分泌タンパク各遺伝子を単離した。その塩基配列を確認後、DNAワクチンを構築した。 2) 抗原ペプチドライブラリーの作製 これらの低分子量分泌タンパク分子の全長を網羅する20merのペプチドからなるペプチドライブラリーを作製した。さらにコンピューターアルゴリズムを用いて、優勢(ドミナント)T細胞エピトープを予測した。T細胞エピトープの予測には、SYFPEITHI、BIMAS等を用いた。 3) DNAワクチンの純系マウスへの投与 上記プラスミドを金粒子にコートし、マウス皮膚に遺伝子銃(BIO-RAD社製)を使って接種した。 4) DNAワクチンの効果判定 マウスにDNAワクチン投与後、免疫終了1〜2週間後IFN-γELISA等のアッセイにより免疫効果の判定を行なっている。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Identification of an HL A-A^*0201-restricted T-cell epitope on the MPT51 protein, a major secreted protein derived from Mycobacterium tuberculosis, by MPT51 overlapping peptide screening.2008
Author(s)
Aoshi T, Nagata T, Suzuki M, Uchijima M, Hashimoto D, Rafiei A, Suda T, Chida K, Koide Y.
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Journal Title
Infection and Immunity 76 (4)
Pages: 1565-1571
Peer Reviewed
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