2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Functional analysis of Salmonella virulence factor involved in survival within host cells or systemic disease
Project/Area Number |
20590460
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Bacteriology (including Mycology)
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
UCHIYA Keiichi Meijo University, 薬学部, 准教授 (70168714)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | サルモネラ菌 / SPI-2 / spiC遺伝子 / マクロファージ |
Research Abstract |
Salmonella enterica serovar Typhimurium(S. Typhimurium)の染色体上,30.7csに存在するSalmonella Pathogenicity Island 2は,マクロファージ(Mφ)の殺菌能に対する抵抗性やマウスに対する全身感染の成立に深く関与しており,それに関与する病原因子として,この領域内に新規のタンパクであるSpiCを同定した.本研究の目的は,SpiCを中心にその機能を分子レベルで解明することにより,サルモネラ特有の病原性のメカニズムを明らかにすることである.さらに,これらの知見を基盤として,多剤耐性化が問題になっているサルモネラ感染症に対して新たな薬物治療法を確立したいと考える.これまで,SpiCの機能を明らかにする目的でサルモネラ感染によりMφ内で変化する宿主因子の網羅的な解析をcDNAアレイ等の方法により行った結果,SpiCがサイトカイン抑制因子3(SOCS-3)などの遺伝子発現の増強に関与し,さらに培養上清を用いたプロテオーム解析の結果,SpiCの鞭毛蛋白発現への関与が明らかとなった.そこで,以下の課題について詳しく調べる.(1)SpiCの鞭毛への関与(2)SpiCの線毛への関与(3)サルモネラの全身感染成立におけるSpiCの関与(4)新規薬物療法への展開
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Research Products
(11 results)