2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20590487
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高村 祥子 (赤司 祥子) The University of Tokyo, 医科学研究所, 助教 (00325599)
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Keywords | TLR / LPS / PRAT4A / エンドトキシンショック |
Research Abstract |
PRAT4Aは小胞体内のタンパクでシャペロン活性を持つ分子であるが、KOマウスの解析結果などによりTLR3を除くほとんどのTLR応答に影響を与えることがわかってきた。本年度はさらに以下の点について解析を行った。 1.PRAT4Aの抗体作製:PRAT4Aに対するモノクローナル抗体作製に成功し、ELISAの実験系ができつつある。今後は血清中のPRAT4Aの発現変化などを、疾患発症マウスや他のTLR応答関連ノックアウトマウスの血清などでも検討し、TLR応答における各会合分子とPRAT4Aとの関連を調べていくことで、TLR制御分子同士の関係を調べていく。 2.PRAT4Aファミリーの同定・検討:PRAT4AとホモロジーのあるTLR4会合分子PRAT4Bに関しては、conditionalで作製しキメラマウスができたもののGermlineに通らなかったため、さらにES細胞も変えてやりなおして作製している。またTLR2会合分子として同定した補体関連分子に関しては、TLR2以外のTLRとも会合していることがわかった。この分子は培養液に使用するFCS中にも含まれておりin vitroでの解析が難しいので、ノックアウトマウスをふやしてin vivoでの解析を現在進めているところである。
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Research Products
(2 results)