2009 Fiscal Year Annual Research Report
循環器疾患の登録を実施している地域住民の生活習慣と認知機能低下に関する追跡研究
Project/Area Number |
20590515
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
早川 岳人 Fukushima Medical University, 医学部, 准教授 (50362918)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 秀幸 公立大学法人福島県立医科大学, 医学部, 講師 (80294370)
福島 哲仁 公立大学法人福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90208942)
武地 一 京都大学, 医学部, 助手 (10314197)
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Keywords | 認知機能低下 / 循環器疾患登録 / 医療福祉 / 社会医学 / 疫学 / 地域保健 / MMSE / 介護保険 |
Research Abstract |
本研究の目的は、地域に暮らしている高齢者の詳細な生活習慣と認知機能の関連を明らかにし、認知低下予防の公衆衛生学的な対策を明らかにする。 平成17年度~18年度に、滋賀県高島市の65歳以上の地域住民から無作為に抽出し、391名に対して調査を実施した。抽出は、性、年齢階級(65~90歳以上まで5歳階級毎に階級毎に抽出)に層化した。この対象者を追跡し、生活習慣と循環器疾患の発症、認知機能低下、死亡との関連を前向き研究のデザインで明らかにする。 今年度は対象者の予後を明らかにする情報収集を、大学だけでなく行政の協力を得て実施する継続手続きを行った。行政との協力体制で実施するのは、地域ぐるみで実施している特徴的な研究であるからである。これらの情報プロセスを経て、認知機能分野別の認知機能と将来の介護との関連について、また、生活習慣がその後の予後にどのように影響するかを明らかにしていくデータベースの作成を行った。予後は死亡を始めとして、多岐にわたっていることから実情を反映したデータ収集と整理を行うことが、今後公衆衛生、地域保健に還元する上で重要である。 連携研究者の喜多義邦氏は本フィールド地域で循環器疾患の発症登録研究を長年実施していることから、対象者に対して、生活習慣や認知機能が、その後の循環器疾患発症にどのような関連しているのか、より詳細に調べることが可能である。脳卒中有病者と要介護の状況についての成果の一部をWEBで記載した。
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Research Products
(2 results)