• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

C型肝炎ウイルスに対する治療効果予測に関する解析

Research Project

Project/Area Number 20590521
Research InstitutionSt.Marianna University School of Medicine

Principal Investigator

立浪 忍  St.Marianna University School of Medicine, 医学部, 准教授 (70197383)

KeywordsHCV / HIV / ロジスティック・モデル / インターフェロン / 血友病
Research Abstract

C型肝炎ウイルスに対する治療効果予測に関する解析に関して、臨床的なデータに基づくモデルを用いて、治療効果の推定をすることを試みた。治療効果は予測されるSVRの数(ウイルスの消失かつ肝機能の回復が得られる患者の数)で評価することとした。平成20年度の解析対象は、生存中の血液凝固異常症患者でHCV感染があり、かつ、慢性肝炎の状態にある患者を解析した。平成21年度は、HCV感染があり、かつ、HIVにも重複して感染している例について、効果予測を行なった。重複感染における治療効果に関して参照できる報告はほとんどないので、本邦の78例の重複感染血友病患者について報告された成績を、現在のminimum efficacyと仮定して、この治療効果に相当するパラメーターを変動させて、推定を行なった。すなわち、平成20年度の解析と同様にインターフェロンによる治療効果については、その確率をロジスティック関数で記述できるものと仮定して、6通りのシナリオを用意した。HCVのサブタイプとRNA濃度について、報告値のない患者については観測された分布に従う乱数を代入し、これによってロジスティック関数を用いてSVRの予測数を計算した。乱数の代入は1000通りの繰り返し計算を行ない、SVRの統計量を計算した。最も効率の高い想定では、達成されるSVR数は215±9人(47.4±2.0%)で、minimum efficacyの場合には162±8人(35.7±1.8%)であった。平成22年度は現実的なシナリオに対応するパラメーターの範囲について、継続して検討する予定である。さらに、HCV感染後の時間依存的な生存関数を推定し、治療効果の影響について評価をしたい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] HIV感染血液凝固異常症におけるインターフェロンによる治療効果:2006年6月1日から2008年5月31日までに期間における集計2009

    • Author(s)
      立浪忍
    • Organizer
      第23回日本エイズ学会学術集会
    • Place of Presentation
      名古屋国際会議場(愛知県)
    • Year and Date
      2009-11-26

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi