2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20590524
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
下妻 晃二郎 立命館大学, 生命科学部, 教授 (00248254)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 三重子 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (90279018)
齋藤 信也 岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (10335599)
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Keywords | 在宅医療 / 緩和医療 / 癌 / 医療システム / チーム医療 |
Research Abstract |
1、 オーストラリアで開発された「遺族満足度調査票(FAMCARE)」の正式な日本語版開発に関する論文作成 構成はほぼ完成し、近日中に投稿できる予定である。 2、 在宅における看取りを阻害する因子を明らかにする質的研究 (1) 目的 在宅死を希望する患者の看取りを阻害する要因を面接調査を用いて質的に分析する。 (2) 対象 面接対象は、終末期の在宅緩和ケアに関わり、看取りを経験している訪問看護師5名。調査期間は2010年8月~10月。 (3) 方法 半構造的な面接ガイドを作成し、それに沿って面接を行いデータを収集した。面接対象者からは録音に了承を得た後、面接を行った。 録音したデータを逐語録に起こし、それを熟読し、簡潔な文章に表現した。同じ意味内容のデータを集合させサブカテゴリーとし、抽出されたサブカテゴリーをさらに集合させカテゴリーとした。 分析過程では,研究指導者のスーパーバイズを受け、研究の信頼性と妥当性の確保に努めた。また倫理的配慮に関しては、研究協力者に研究について説明後、参加への拒否権やプライバシーの保護に関することを明言した上で研究協力の同意を得た。 (4) 結果 看取りの阻害要因として、6カテゴリー、22サブカテゴリーが抽出された。 6カテゴリーは、1)死ぬ場所についての思い、2)がん終末期の症状コントロールの不足、3)医療者の治療観、4)介護継続困難から来る施設死への流れ、5)看取る家族の不在、6)多職種の連携不足、であった。 (5) 結論 本研究より、在宅死を希望する患者の看取りを阻害する因子として、6つのカテゴリーが抽出された。それぞれの要因が重なることによってより在宅での看取りを困難にすると考えられた。
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[Presentation] Effects and medical costs of a structured psychosocial group intervention for breast cancer patients after surgery.2010
Author(s)
Shimozuma K, Shiroiwa T, Sagara Y, Tobata R, Ueo H, Kubota Y, Hori T, Amano K, Terada S, Mori M, Yajima T, Kurahashi I, Saito S, Hosaka T
Organizer
ISPOR 13th Annual European Congress
Place of Presentation
Prague, Chez Republic
Year and Date
2010-11-07
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[Presentation] Development of the Japanese version of the HRQOL instrument for patients with bone metastases : EORTC QLQ-BM222010
Author(s)
Shimozuma K, Satoh T, Kobayashi K, Hori T, Iida S, Sato A, Ishiguro H, Shiroiwa T, Saito S, Chow E
Organizer
17^<th> ISOQOL Annual Meeting
Place of Presentation
London, U.K.
Year and Date
2010-10-30
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