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2009 Fiscal Year Annual Research Report

マイクロRNAによる薬物トランスポーターの発現制御と遺伝子多型影響の解明

Research Project

Project/Area Number 20590554
Research InstitutionNational Institute of Health Sciences

Principal Investigator

斎藤 嘉朗  National Institute of Health Sciences, 医薬安全科学部, 室長 (50215571)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐井 君江  国立医薬品食品衛生研究所, 機能生化学部, 主任研究官 (20195960)
石田 誠一  国立医薬品食品衛生研究所, 薬理部, 室長 (10270505)
Keywords薬剤反応性 / ゲノム / 薬理学 / 薬物トランスポーター / 転写因子
Research Abstract

薬物に対する生体の反応性(薬物応答性)には著しい個体差や人種差が認められ、その一因としてアミノ酸置換や転写制御領域の遺伝子多型が報告されているものの、これらの情報のみでは薬物応答性を予測することは難しい。本研究は、3'-非翻訳領域がマイクロRNAの制御に重要や役割を果たしていることに着目し、3'-非翻訳領域の遺伝子多型影響を検討するものである。
昨年度に引き続き、新たに配列解析を行ったヒト薬物動態関連分子(ATP7A等の薬物トランスポーター3種)の3'-非翻訳領域に存在する遺伝子多型(約35種)を対象に、遺伝子多型による塩基の置換前および置換後の2条件につき、多型付近の配列を用いて結合可能性を有するマイクロRNAを探索した。インターネットで利用できる既存のマイクロRNAデータベースを用いた検索に加え、動物種間での保存性も考慮した。その結果、ATP7Aの1多型(*1911G>C、日本人頻度0.325)が、has-miR-146aおよびhas-miR-146a-5pとの推定結合において5'末から7塩基目とseed配列中にあり、有力と推定されたため、以下のインビトロ解析に供することとした。
市販のヒト腎臓cDNAを鋳型として、3'-非翻訳領域をfidelityの高い酵素を用いてPCR増幅後、クローニングした。蛍ルシフェラーゼ遺伝子を有するベクターを用いて、ルシフェラーゼ遺伝子の翻訳終止コドン直下に、クローニングした3'-非翻訳領域を導入した。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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