2009 Fiscal Year Annual Research Report
アディポネクチンとレプチンの体重増加抑制効果に関する疫学研究
Project/Area Number |
20590619
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
畝 博 Fukuoka University, 医学部, 教授 (40122676)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷原 真一 福岡大学, 医学部, 准教授 (40285771)
百瀬 義人 福岡大学, 医学部, 講師 (20123119)
今任 拓也 福岡大学, 医学部, 助教 (20368989)
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Keywords | アディポネクチン / レプチン / 前向き研究 / BMI / 体重増減 |
Research Abstract |
【目的】 本研究は、アディポサイトカインであるアディポネクチンとレプチンが将来の体重にどのような影響を与えるか前向きに調査することを目的とした。 【対象と方法】 対象者はA企業のB事業所とC事業所に勤務する男性労働者386人と426人、合計812人である。定期健康診断時にアディポネクチンとレプチンを測定し、BMIとアディポネクチンおよびレプチンの回帰直線を求め、対象者を高アディポネクチン血症と低アディポネクチン血症、並びに高レプチン血症と低レプチン血症に分類して、3年後の体重の増減について検討した。 【結果】 ベースライン時とフォローアップ3年後の体重増減について比較した結果、高アディポネクチン血症の人と低アディポネクチン血症の人では、3年後の体重増減は前者が+0.43kg、後者が+0.44kgで差を認めなかった。一方、高レプチン血症の人と低レプチン血症の人では、3年後の体重増減は前者が+0.18kg、後者が+0.70kgで有意な差が認められた。この関係は年齢を補正しても変わらなかった。 【結論】 レプチンには体重増加抑制効果があることが示唆された。
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Research Products
(2 results)