• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2008 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の歩行能力を指標とした転倒予測マーカーの開発

Research Project

Project/Area Number 20590637
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

篠田 邦彦  Niigata University, 人文社会・教育科学系, 教授 (80134906)

Keywords高齢者 / 転倒予防 / 歩行能力 / 臨界点
Research Abstract

本研究の目的は、高齢者の将来の転倒・つまずきのリスクを身体機能測定によって予測・評価するマーカーを開発することである。科研費の交付期間内において、下記の4点を検討し、明らかにする。
1.最大3歩幅と従来の身体機能評価法との関係を検討し、妥当性を確かめる。
2.高齢者の身体活動の季節変動と身体機能の変化との関係を明らかにする。
3.最大3歩幅の性、年齢段階ごとの標準値を求める。
4.最大3歩幅の転倒・つまずきに関する臨界値を推定する。
平成20年度は、上越市三和区、妙高市揚石医院こぶしリハビリセンター、新潟市西蒲区中之口地区で身体機能測定データ、アンケート調査を行った。その結果、下肢筋群筋力の左右差と転倒不安の強さとが有意な関係にあることが示唆された。また、下肢筋群筋力の前後比を調べ、0.6を下回る対象者に転倒不安が高い傾向が見られた。このことは高齢者の、将来の転倒・つまずきリスクを予測する上で有力なデータであると考えられる。しかし、これらの結果と最大3歩幅との関係を示す分析結果は、現在のところ得られていない。また、身体活動量との関係も、年間変動の計測途中であり、現在までに有力なデータは得られていない。加えて、対象者が女性に偏っていることと、サンプル数がまだ十分ではないことが検討結果を強く支えることができない原因となっている。そこで、21年度はさらに男性のデータを増やすと共に、全体のサンプル数を増やす計画である。これらの結果は、21年度の日本体力医学会に発表する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 立位姿勢写真によるアライメント評価は軽強度エクササイズの効果判定に有効か2008

    • Author(s)
      松尾真輔 篠田邦彦
    • Organizer
      第67回日本公衆衛生学会総会
    • Place of Presentation
      福岡国際会議場
    • Year and Date
      2008-11-06
  • [Presentation] 膝痛のある高齢女性への在宅訪問による理学療法の効果2008

    • Author(s)
      小西勇, 田辺直仁, 関奈緒, 鈴木宏, 篠田邦彦, 星野恵美子
    • Organizer
      第67回日本公衆衛生学会総会
    • Place of Presentation
      福岡国際会議場
    • Year and Date
      2008-11-06

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi