2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20590640
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
大庭 志野 Gifu University, 大学院・医学系研究科, 助教 (70397321)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 知里 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30283295)
山本 眞由美 岐阜大学, 保健管理センター, 教授 (40313879)
鈴木 英司 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (30196795)
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Keywords | 糖尿病 / 喫煙 / 受動喫煙 / 耐糖能 / インスリン抵抗 / インスリン分泌能 |
Research Abstract |
岐阜市の住民基本台帳に記載されている40歳以上78歳までの男女を本調査の対象とした。対象者を男女別に無作為に抽出し、事前に指定した調査実施施設に来たもらい、参加の同意を取得した上で、以下の調査を行った。 糖尿病の診断およびその他の臨床検査 ・血糖値: 0分(空腹時) 30分 1時間 2時間 ・インスリン値: 0分(空腹時) 30分 ・その他の臨床検査値(0分): グリコヘモグロビン、血清脂質(コレステロール、中性脂肪) 身体測定 ・身長、体重、腰径、胴径、血圧 生活習慣等その他の調査 ・現在及び過去の喫煙の状況、配偶者の喫煙の状況 ・食事調査 ・運動調査 ・糖尿病の有無および治療歴、その他の既往歴 ・父母の糖尿病歴 対象者のうち約1000人が本調査に同意した。収集データよりWHOの分類により(定義:Diabet Med 1998;15:539-53)、対象者の糖尿病および境界型糖尿病の診断を行った。また、測定データからHOMAを用いたインスリン抵抗性およびインスリン分泌能の推定を行った(定義:Diabetologia 1985;28:412-419)。喫煙の状況については生活習慣等の調査から、現在の喫煙者、過去の喫煙者、非喫煙者の分類を行った。更に非喫煙者のうち配偶者の喫煙の有無を調べ、家庭における受動喫煙の指標とした。食事調査より、アルコール摂取量を推定し、また妥当性の確認されている調査票を用いて普段の生活における運動量を推定した(妥当性の研究:J Epidemiol 1998;8:152-9)。父母の糖尿病歴は質問票により調べた。身長・体重よりBMIを求めた。これらは糖尿病のリスク因子であり、本研究を行う際には調整を検討する項目として整理した。現時点における約1000名の糖尿病型を判定した予備解析にいて、病型ごとの分布は糖尿病型が9%、境界型が23%、正常型が68%であった。また、非喫煙女性の約30%の配偶者が喫煙者であった。
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