2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20590640
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Research Institution | National Institute of Public Health |
Principal Investigator |
大庭 志野 National Institute of Public Health, 研究情報センター, 室長 (70397321)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 知里 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30283295)
山本 眞由美 岐阜大学, 大学院・連合創薬医療情報研究科, 教授 (40313879)
鈴木 英司 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 非常勤講師 (30196795)
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Keywords | 糖尿病 / 喫煙 / 受動喫煙 / 耐糖能 / インスリン抵抗 / ベータ細胞機能 |
Research Abstract |
本研究の対象者約1,030人に身体調査、生活習慣調査、糖尿病の精密検査を行い、データの収集を終了した。データの電子化を行い、打ち出しデータとの二重確認とロジカルチェックを行い品質の確保に努めた後、各調査のデータベースの結合を行った。結合されたデータベースを用いて、BMI、運動量、摂取栄養素の推定、診断基準に基づく糖尿病および耐糖能異常の判定など、本研究に必要な変数の作成を行った。更に糖尿病に係るマーカーとしてHOMAを用いてインスリン抵抗、ベータ細胞機能の推定値の算出を行った。また特に糖負荷後に観察された血糖値やインスリン値に注目し、糖負荷30分後のベータ細胞機能の指標となるinsulinogenic indexを算出した。生活習慣調査で調べた喫煙歴より、対象者を現喫煙、過去喫煙、非喫煙と分類し、女性の非喫煙者については更に配偶者の喫煙状況を調べ、家庭における受動喫煙の有無を推定した。また別に調べた受動喫煙への曝露時間、曝露の場所、曝露の元となる喫煙者等との関係について検討を行った。喫煙の状況と糖尿病、耐糖能異常、インスリン抵抗およびベータ細胞機能との関係について検討を開始し、事象の群ごとの割合等の算出を行った。また、生活習慣については栄養と糖尿病との関連について、既存データや論文を調べ、特に糖尿病との関連が考えられる要因と考えられているdietary Glycemic IndexやGlycemic Load等について、情報収集と検討を行った。また、保存検体より測定されるバイオマーカーと生活習慣、糖尿病に係るマーカーとの関係について、主に既存研究の収集を行った。これまでの研究成果の一部について国際学会において発表を行った。
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