2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Intake of Citrus Fruits associated with Atherosclerosis, Aging, and the Risk of Cardio-cerebro Vascular Disease.
Project/Area Number |
20590648
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
OKADA Katsutoshi Ehime University, 総合健康センター, 准教授 (10314949)
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Project Period (FY) |
2008 – 2012
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Keywords | 果物摂取 / 動脈硬化 / 体力 / 循環器疾患 / 高次機能 / 抗加齢作用 |
Research Abstract |
本研究の目的は、ミカンなどの柑橘類を中心とした果物の摂取状況と、動脈硬化及びその後の循環器疾患発症、要介護状態、死亡との関連についてコホート調査に基づき明らかにすることである。 この背景要因として、わが国では循環器疾患対策の浸透に従って、70歳代中頃から、明らかな脳卒中症状を起こしていないにも関わらず、微小脳梗塞・認知症等により要介護状態等に陥る者の割合が急増することから、果物類を介したビタミン摂取が、総死亡等だけではなく、これらの予防につながることが明らかとなれば、食生活習慣、特に季節間較差への対応の新たな指標となるものと考えられる。 そのための研究方法として、コホート対象者(追跡集団)全体を2群に分け、「全体調査(約1万人)」として、ベースライン調査として平成12~15年度の間に自記式アンケートに回答し、循環器健診を受診している者について、その後の循環器疾患発症及び総死亡の状況に関する追跡調査を実施する。本研究の最終年度である平成24年度末には平均追跡期間が約10年となることから、これらの追跡結果を用いて、(1)果物類の超多量摂取が、循環器疾患発症及び総死亡ヘリスクを与えていないか、(2)季節間の果物摂取量のばらつきが循環器疾患及び総死亡へどのような影響を与えるか、について検討を行う。 また、前述のベースライン調査時にちょうど満65歳であった者を「特定年齢調査(約千人)」として、頸動脈超音波検査及び高次機能検査、日常生活体力測定を実施しており、その5年後調査として70歳時に同一の測定項目で繰り返し調査を実施し、(3)果物類の摂取量が頸動脈硬化度の進展と循環器疾患発症に及ぼす影響、(4)果物類の摂取量がその後の高次機能及び日常生活体力、要介護状態に及ぼす影響について検討を行う。
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Research Products
(10 results)