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2009 Fiscal Year Annual Research Report

地域における大腸がん罹患の危険因子に関するコホート研究

Research Project

Project/Area Number 20590660
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

柳生 聖子  Aichi Medical University, 医学部, 講師 (50268017)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菊地 正悟  愛知医科大学, 医学部, 教授 (40224901)
Keywordsコホート研究 / 大腸がん / 地域集団
Research Abstract

本研究の対象となる長野県佐久地区において、文部科学省の補助による大規模コホート研究のベースライン調査として、平成元年に当時35歳以上で、生活習慣調査に回答した28042人より、平成18年12月末までの観察期間中に大腸がん(結腸がん361人、直腸がん190人)の罹患データセットの作成が完了した。これら罹患データセットと対象コホート集団よりの転出データをコホート基礎データに連結した。
作成したデータを用いて、ベースライン時における33品目の食物摂取頻度より五訂日本食品標準成分表を用いて算出した、エネルギー量、蛋白質、脂肪、炭水化物、ビタミンC、カロテン、食物繊維、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の個人の推定摂取量について、三分位に分類し第1三分位に対する第2,3三分位の、性・年齢・エネルギー摂取量を調整したハザード比にて、結腸がん及び直腸がん罹患の関連について検討した。
結腸がん罹患と有意な関連が認められた推定栄養素は食物繊維(第3三分位HR:1.41)、カロテン(第3三分位HR:1.59)で、摂取量が多くなるとリスクは有意に上昇していた。蛋白質、脂肪、炭水化物、ビタミンC、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸については結腸がん罹患との関連が認められなかった。
直腸がん罹患と有意な関連が認められた推定栄養素は炭水化物(第3三分位HR:0.53)、食物繊維(第3三分位HR:2.04)で、炭水化物は摂取量が多くなるとリスクは有意に低下し、食物繊維ではリスクは有意に上昇していた。また、カロテン、不飽和脂肪酸は摂取量が多くなるとリスクは低下する傾向にあったが有意ではなかった。蛋白質、脂肪、ビタミンC、飽和脂肪酸については直腸がん罹患との関連は認められなかった。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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