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2010 Fiscal Year Annual Research Report

安静時心拍数は、将来のメタボリック症候群進展の危険因子となり得るか?

Research Project

Project/Area Number 20590663
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

足達 寿  久留米大学, 医学部, 教授 (40212518)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 熊谷 俊一  久留米大学, 医学部, 助教 (20412504)
南條 泰輝  久留米大学, 医学部, 助教 (70461431)
Keywords疫学 / 心拍数 / メタボリック症候群 / 地域住民
Research Abstract

平成22年度は、5月より我々の検診地区である久留米市田主丸町で引き続き住民検診および予後調査を行った。特に平成21年度の住民検診で、メタボリック症候群でありながら、全くの無治療である住民約100名に対して、地域公民館を借りてメタボリック症候群の説明や放置すると何故悪いのかの講義を行い、食事、運動の重要性や血圧、心拍数の定期的なfollow-upの必要性を説き、ケースによっては内服薬治療を勧めるなどの積極的な介入を行った。これらの方々は、実際の検診では、メタボリック症候群の病的意義を理解されていなかった方であり、初めて病気の説明を詳しく聞くことが出来たと言われ、今回の説明会は好評であった。
今回の検診では、40歳以上の男女1,943名が受診し、心電図は全員に施行することができた。これまでの研究結果から心拍数の増加は、心・血管病の予知因子であるという報告があるため、今回の検診では特に1999年の受診者の10年後(2009年)の予後調査を詳細に行った。その結果、主に高心拍数が肥満、交感神経活性、高血圧などに有意に関連しているという点が示されており、この代謝異常の重積は内臓肥満を中心とした肥満症、高血圧、脂質代謝および糖代謝異常の集合体である。従って、1,999年の検診にて心拍数が高い人ほど、メタボリック症候群になる易いという結果が得られており、さらにこの10年間で死亡された方(224名)は、ベースライン時(1999年)の心拍数が高ければ高いほど、死亡率が高いという我々が同じフィールドで18年間の追跡調査から証明した疫学的エビデンス(J Clin Epidemiol,2001)を再構築することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 安静時心拍数は血漿レニン定量と有意な正の関連を示す-一般住民を対象とした疫学研究より-2010

    • Author(s)
      榎本美佳、足達寿, 他
    • Organizer
      第33回日本高血圧学会総会
    • Place of Presentation
      福岡市、国際会議場
    • Year and Date
      2010-10-17

URL: 

Published: 2012-07-19  

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