2008 Fiscal Year Annual Research Report
禁煙後に生じる体重増加が動脈硬化に及ぼす影響とその予測因子の解析
Project/Area Number |
20590704
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
竹島 史直 Nagasaki University, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (70284693)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 聖子 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (60457520)
井上 圭太 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (20515829)
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Keywords | 禁煙 / 体重増加 / 動脈硬化 / 血管内皮機能 |
Research Abstract |
1.研究の目的喫煙者において禁煙前後の体重の変化と動脈硬化への影響を前向きに検討することで禁煙後の体重増加が動脈硬化のリスクとなりうるかどうかを明らかにする。 2.研究実績 (1)平成20年7月1日付けの長崎大学医学部歯学部附属病院臨床研究倫理委員会にて承認され研究を開始した。 (2)平成21年3月13日までに11症例(男性9例、女性2例)から同意取得後に登録が得られた。彼らに対してニコチネルTTSおよびカウンセリングによる禁煙支援を行った。 (3)禁煙支援により5例が成功、4例が失敗、2例が治療継続中である。5例の禁煙成功者のうち2例で禁煙後に2Kg以上の体重増加が認められた。 (4)5例の禁煙成功者において測定した上腕動脈の%FMD値は、禁煙前3.99+/-1.69、禁煙開始8週間後4.61+/-1.13、禁煙開始16週後4.36+/1.62であった。 (5)全例より今後の動脈硬化関連サイトカイン測定のための検体を採取し、測定まで凍結保存した。 3.今後の計画 (1)症例の蓄積 (2)各種動脈硬化関連サイトカイン値の測定 (3)禁煙前後での各種パラメーターの比較検討
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Research Products
(1 results)