2008 Fiscal Year Annual Research Report
肝におけるアミノ酸を用いたIGF-Iの産生促進:硬変肝における意義の検討
Project/Area Number |
20590761
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
冨谷 智明 The University of Tokyo, 医学部附属病院, 助教 (90227637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 均 東京大学, 医学部・附属病院, 准教授 (80202422)
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Keywords | 再生医学 / 栄養学 / トランスレーショナルリサーチ / 生理活性 |
Research Abstract |
IGF-I(insulin-like growth factor I)は代謝調節だけでなく、生存シグナルの増加、活性酸素の軽減など、種々の生物活性を有する事が報告されている。肝においては主として肝細胞、一部肝星細胞で産生される。肝硬変患者においてはIGF-Iの血中値が低下しており、preliminary studyにおける肝硬変患者に対する投与試験では肝機能の回復が報告されている。本研究は生理活性物質であるアミノ酸の投与によるIGF-Iの産生促進作用を評価した上で、最終的に肝硬変におけるIGF-Iの誘導を介した病態改善作用を検討する事を目標とする。ラット初代培養肝細胞に対して各種アミノ酸製剤を添加して、IGF-I産生を検討したところ、複数のアミノ酸がそれぞれ産生促進作用を有すう事を見出した。また、複数のアミノ酸の同時添加では、相乗・相加的に作用する可能性が示唆された。'現在これらの作用機序および最も効果的なアミノ酸の組み合わせを検討中である。更に、同じくラット初代培養肝細胞を用いて、IGF-Iの肝細胞に対する直接作用の検討を行っている。IGF-Iは従来肝細胞に対する効果は明らかでは無かったが、我々の今回の検討ではIGF-Iは直接肝細胞の蛋白合成に影響を及ぼす事が明らかになった。これは細胞のviabilityとは無関係で有ることが推定される事から、今後更に機序につき検討を加えて行く予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] Alpha-taxilin,a novel syntaxin-binding protein, is involved in cell proliferation in rat liver2008
Author(s)
Ohtomo N, ToMiya T, Tanoue Y,. Inoue Y, Nishikawa T, Watanabe N, Ikeda H. et al.
Organizer
Faseb Summer Research Conference
Place of Presentation
Snowmass, Colorado, USA
Year and Date
2008-08-05