2008 Fiscal Year Annual Research Report
自己免疫性膵炎および硬化性胆管炎における発症機序と進展に関する免疫学的研究
Project/Area Number |
20590810
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
岡崎 和一 Kansai Medical University, 医学部, 教授 (70145126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松崎 恒一 関西医科大学, 医学部, 准教授 (70278638)
内田 一茂 関西医科大学, 医学部, 講師 (40411516)
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Keywords | 自己免疫性膵炎 / 制御性T細胞 / IgG4 / 硬化性胆管炎 / 原発性硬化性胆管炎 |
Research Abstract |
臨床的検討として、(1)自己免疫性膵炎(AIP)、SC-AIP、PSC、他の慢性膵炎の各患者および健常人に対して、血清IL-6,IL-10,IL-17,TGF-βの測定をELISA法にて行うとともに、(2)末梢血の制御性T細胞(Treg)、Th17細胞、IL10-産生T細胞の解析をフローサイトメトリーにより、行った。その結果、Th17細胞、IL-17には、差異を認めなかったが、IL-10陽性細胞と制御性T細胞は、AIPで有意に増加していた。(3)膵・胆管・肝組織を用いて検討すると、IgG4陽性細胞、制御性T細胞がPSCに比して、AIP, SC-AIPにおいて有意に浸潤していた。(II)基礎的検討として、(1)LF,CA-II,PSTIなどの疾患関連抗原に特異的な自己免疫性膵炎マウスやpoly-IC免疫マウス膵炎の作成を行った。(2)膵炎自然発症WB/Kobラットの解析と骨髄由来幹細胞の移入による発症阻止実験、によりTregやTh17細胞の関与を明らかにしつつあるが、Th17の関与は低いことが示唆された。
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Research Products
(11 results)