2010 Fiscal Year Annual Research Report
短縮ミッドカインを用いた外科的手術が必要な早期胃癌の新しい診断法
Project/Area Number |
20590812
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
伊藤 透 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80193499)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 享勉 金沢医科大学, 医学部, 教授 (40261838)
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Keywords | 早期胃癌 / 短縮ミッドカイン / 内視鏡治療 / 酵素抗体法 |
Research Abstract |
1. 抗tMKモノクローナル抗体の作製と検出感度及び特異性の確認 tMKの特異的配列を認識するペプチドを作製後、抗tMKモノクローナル抗体産生ハイブリドーマの作製が難航し、精製したモノクローナル抗体によるtMKやMKに対する特異性や感度の検定は残念ながら不調に終わった。それに伴い免疫細胞染色により抗tMKモノクローナル抗体の感度も確認できなかった。 2. 胃癌培養細胞株での解析tMKmRNA発現及びtMKタンパク質の検出 cell bankから入手する予定のKATO III等の腫瘍細胞株を用いて、tMKmRNAをRT-PCR法により検出が順調に進まず、mRNA検出にはtMK及びMKの確認が行えなかった。 抗tMKモノクローナル抗体作製出来なかったため、ELISA法により、tMKタンパク質及びMKタンパク質の発現を確認することが出来なかった。 3. ヒトの臨床検体である早期胃癌(sm1,sm2)切除標本でのtMKモノクローナル抗体での解析 外科的に手術されたSM胃癌の切除標本および術前の生検組織を用いてtMKモノクローナル抗体の発現を確認した。SM癌におけるsm1とsm2の進達度の差によるtMKの発現は、進達度が深いsm2に強い傾向があるものの有意差は明確でなかった。また、リンパ節転移のある例の生検組織でtMKの発現が対を成す術前生検、リンパ節においてのtMKの発現に関連性は見出せなかった。 4. ヒトの臨床検体である早期胃癌(sm1,sm2)切除標本でのtMKmRNAおよび蛋白質発現解析 胃癌生検組織中のtMKmRNAの発現確認をRT-PCR法での発現を試みたが、標本が小さいため検出は実現性が難しいと判断。手術標本(早期・進行)において検討を行ったが、tMKmRNAの発現と癌進行度の関係は明確に出来なかった。
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