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2008 Fiscal Year Annual Research Report

肺非小細胞癌におけるサイド・ポピュレーションの解析による肺癌幹細胞特性の研究

Research Project

Project/Area Number 20590918
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

近藤 征史  Nagoya University, 医学部附属病院, 講師 (00378077)

Keywords肺癌 / 癌幹細胞 / EGFR遺伝子変異
Research Abstract

EGFR遺伝子に変異を持つ肺癌細胞株NCI-H3255、NCI-H1650、HCC4006、HCC4011より、がん幹細胞の性質を有する細胞集団を分離するために、大腸癌などで、がん幹細胞の分離で用いられているCD133の抗体を使用しFACS装置にて、発現解析と分離を試みた。HCC4006、HCC4011において、CD133発現を有する細胞集団が存在することを確認し、その細胞集団を分離して、RT-PCR法で、ABCG2、cMyc、Oct4遺伝子などのABCトランスポーター、EMT、幹細胞などに関連している遺伝子の発現を検討した。また、無血清培地で培養するにより幹細胞の性質をもつ細胞が球状に増殖することが知られているが、HCC4006、HCC4011において、このような細胞集団を分離することが可能であり、それらの細胞を用いて、RT-PCR法において、同様な発現解析を行った。親株と比較して、EpCAMやIL-6遺伝子などの発現に差が生じていた。肺癌において、乳がん、脳腫瘍などを比較して、がん幹細胞を分離することが困難であることが知られているが、本研究では、EGFR変異腫瘍において、幹細胞を分離して、EGFR阻害剤の耐性との関連を明らかにしようと試みているが、いくつかの方法で幹細胞の性質を持つ細胞集団を分離しつつある。現在、EGFR阻害剤の感受性の変化やマイクロアレイを用いて網羅的な発現解析の準備中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ゲフィチニブの有害事象とABCトランスポーターの遺伝子多型の相関2008

    • Author(s)
      田村真理子, 近藤征史, ら
    • Organizer
      日本肺癌学会総会
    • Place of Presentation
      北九州市西日本総合展示場
    • Year and Date
      2008-11-13

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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