2010 Fiscal Year Annual Research Report
筋萎縮性側索硬化症のカリウムチャネル機能障害と神経細胞死に関する生理学的研究
Project/Area Number |
20591018
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
金井 数明 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (10375751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑原 聡 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (70282481)
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / チャネロパチー / 神経軸索興奮特性 / ナトリウムチャネル / カリウムチャネル / 神経変性 / 神経保護 |
Research Abstract |
筋萎縮性側索硬化症や球脊髄性筋萎縮症などの運動ニューロン疾患における運動神経軸索興奮特性の変化などについて、患者における研究なども継続的に行い報告し、またその成果の一部を論文の形で公表した。 筋萎縮性側索硬化症の疾患動物モデルにおけるイオンチャネル発現変化と興奮特性の変化、およびその臨床症状との関連については、ラットモデルやカニクイザルモデルなど他の動物を用いた実験系も用いてデータを収集し、その研究成果の一部については論文の形で現在投稿中である。また臨床的には、筋萎縮性側索硬化症の神経興奮特性変化の軸索遠位に対する影響について解析し、論文の形で公表した。また筋萎縮性側索硬化症における軸索神経軸索興奮特性の変化の疾患予後に対する影響について解析を行い、平成22年度難治性疾患克服研究事業神経変性疾患に関する調査研究班の班会議において発表した。また筋萎縮性側索硬化症に関しては生化学的検討なども併せて行い、これを論文として公表した。球脊髄性筋萎縮症に関しては、酢酸リュープロレリンによる治療介入の効果の研究に従事し、その臨床効果および軸索興奮特性に与える影響について論文報告および29th International Congress of Clinical Neurophysiologyなどでの学会報告を行った。また広く神経変性疾患におけるイオンチャネル異常などについても研究を行い、論文報告を行った他、第40回日本臨床神経生理学会学術大会の教育講演やThe 8th Asian and Oceanian Epilepsy Congressにおける招待講演などにおいて発表を行った。
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Research Products
(8 results)