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2009 Fiscal Year Annual Research Report

肝細胞特異的PTEN欠損マウスを用いた,肥満に対する遺伝子治療の試み

Research Project

Project/Area Number 20591041
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

大嶋 重敏  Akita University, 医学部, 講師 (50375268)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀江 泰天  秋田大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (30282164)
KeywordsPten遺伝子 / Ob / Ob / マウス / 肥満 / 遺伝子治療
Research Abstract

<ob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウスにおける体内脂肪分布の変化>
肝脂質含有量について調べた結果,肝内中性脂肪量は,ob/ob/マウス1.61±0.21g,ob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウス2.62±0.58g,Wild typeマウス0.16±0.06gとob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウスで有意に増加していた。リン脂質,遊離脂肪酸,コレステロールは,むしろWild typeマウスで他のグループに比して増加していた。肝/内蔵脂肪重量比は,ob/ob/マウス0.63±0.08,ob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウス5.57±1.65,Wild typeマウス2.70±0.35とob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウスで著明に増加していた。また,全身的な酸化ストレスの指標として,血中ラジカル生成能を測定したところ,ob/ob/マウス98.8±13.3U,ob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウス193±11.9U,Wild typeマウス59.3±4.77Uとob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウスで著明な上昇がみられた。以上の結果から,ob/ob/AlbCre/Pten^<flox/flox>マウスでは,肝臓における中性脂肪の合成亢進の結果として,肝臓に中性脂肪が蓄積される一方で,ob/ob/マウスに比して,体重が著明に低下することから,内蔵脂肪から肝臓に移行した脂肪の,肝臓における代謝・分解も亢進していることが考えられる。今後肝臓における脂肪の合成,分解に関わる分子の発現活性を検討し,その背景因子の解明を進めたい。

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Published: 2011-06-15   Modified: 2016-04-21  

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