2010 Fiscal Year Annual Research Report
関節リウマチ患者における概日リズム変化と睡眠障害の解析
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20591170
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| Research Institution | Kobe University |
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Principal Investigator |
柱本 照 神戸大学, 医学研究科, 特命准教授 (80346246)
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| Keywords | 関節リウマチ / 睡眠障害 / ピッツバーグ睡眠質問表 / Epworth sleepiness scale / Beck Depression Inventory / アクチグラフ / ポリソムノグラフ |
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| Research Abstract |
関節リウマチ患者における睡眠障害と関節炎の活動性との関係を検討した。
【方法】関節リウマチ(RA)患者(n=462、男性53名・女性409名、クラス2.7±5.7、ステージ2.9±1.2)に対して睡眠に関するアンケート(ピッツバーグ睡眠質問表、Epworth sleepiness scale、Beck Depression Inventory)とアクチグラフ(腕時計型微細体動感知記録器)およびポリソムノグラフによる睡眠解析を行った。RAの疾患活動性(朝のこわばり、VASスコア、握力、腫脹・痔痛関節数、CRP値、血沈、RF値、DAS28、抗CCP抗体価、MMP-3値)と併せて評価した。
【結果】(1)RA患者の睡眠の質は有意に低下しており、それはDAS28疾患活動性に有意に相関した。一方、疾患活動性が寛解状態にある患者では、ピッツバーグ睡眠質問表による睡眠の質の低下はなかった。(2) Epworth sleepiness scaleの結果から、95%の患者は疾患活動性とは無関係に日中の充分な覚醒を維持していた。(3)Beck Depression Inventoryの結果から、51%の患者は抑鬱状態と考えられた。(4)RA患者の睡眠パターンは入眠潜時の延長と夜間覚醒回数の増加が特徴で、入眠困難型障害と夜間覚醒型障害が混在していた。(5)RA患者では浅睡眠ステージ(Sleep Stage1)が有意に延長していた。
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