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2008 Fiscal Year Annual Research Report

自己免疫疾患における可溶性CDld分子による病態制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 20591182
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

後藤 大輔  University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (50344891)

KeywordsNKT細胞 / 可溶性CDld / 自己免疫疾患 / 関節リウマチ
Research Abstract

1、自己免疫疾患患者のデータの蓄積
初年度は、患者頻度の最も多い関節リウマチ患者を中心にデータの蓄積、解析を行った。NKT細胞数はストックした検体では分からないため、今回新たに50例以上の検体を採取し、末梢血中のNKT細胞数と血漿中の可溶性CDldの濃度を測定した。さらに、同一検体でNKT細胞数と可溶性CDld濃度との関連の検討を行った結果、正の相関を認めた。
2、可溶性CDldの血の量の測定
所属する教室で独自に作成した抗可溶性GDldポリタローナル抗体と、市販の抗CDldモノクローナル抗体を組み合わせた酵素抗体法にて、ヒト血漿中の可溶性CDldを測定出来る薪たなシステムを構築した。これは、類似のCDld変異体には全く反応せず、可溶性CDldにのみ反応する特異度の高い測定法であることが確認された。
3、リコンビナント可溶性CDldの蛋白精製
可溶性CDldにタグを付け、それに対する抗体での回収を試みている。タグはFlagとHisを用いていており、ある程度の精製度は得られたが、可溶性CDld以外の成分が混入している可能性も否定出来ないため、空ベクターを導入した細胞から、可溶性CDldの蛋白回収と同様の方法で得られたサンプルをコントロールとして使用することとした。
4、可溶性CDldの機能解析
存在は確認されたものの、可溶性CDldが何らかの機能を持つ分子なのかが問題である。そこで、最も良く知られているリガンドのα-GalCerからの刺激が可溶性CDldを介して入るか否かを検討した。その結果、可溶性CDldを介した刺激によりNKT細胞からのIFN-γ産生が誘導されることが確認された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 2008

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] Low levels of soluble CDld protein alters NKT cell function in patients with rheumatoid arthritis2009

    • Author(s)
      後藤大輔他
    • Organizer
      第5回国際CDI/MKT細胞シンポジウム
    • Place of Presentation
      鎌倉プリンスホテル
    • Year and Date
      2009-03-24
  • [Presentation] 関節リウマチ患者における可溶性CDld分子の機能解析2008

    • Author(s)
      瀬川誠司、後藤大輔他
    • Organizer
      第38回目本免疫学会・学術総会
    • Place of Presentation
      国立京都国際会館
    • Year and Date
      2008-12-02

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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