2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20591192
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
松下 祥 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (50167649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 丈裕 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (00468381)
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Keywords | Th17アジュバント / curdlan / Notch ligands / Jaggedl / NODマウス / 腎炎 / アトピー性皮膚炎 / Th2アジュバント |
Research Abstract |
本研究は、1)Th17のヘルパー機能を解明すること、2)Th17アジュバントを物質として同定すること、3)DC17マーカーを解明すること、4)D1様ドパミン受容体アンタゴニストを数々の自己免疫病モデル動物に投与してその効果を確認し、その詳細な作用機構をin Vitroのみならずin卿0でも解明すること、ならびに、5)アトピー性皮膚炎(AD)コホートを用いて胎便、母乳、皮膚黄色ブドウ球菌のTh2アジュバント活性を定量的に評価し疫学的作業仮説を立証すること、を目的とした.。 本年度は、生後6ヶ月の時点でのADあり群55例、ADなし群55例の生後4日目における母乳暴露によるDC内のcAMPを評価する方法を用いて、母乳の有するadjuvant活性の評価を行った。興味深いことに、ADあり群の一部にADなし群に比して明らかに細胞内cAMPを上昇させるものがあった。これは高いTh2アジュバント活性を有する母乳を飲んだ乳児にのみADがみられる可能性を示唆している。さらに、HPLCや質量分析を用いた解析により、母乳中の活性物質がCoenzymeAであることを同定した。CoenzymeAの経口投与により、マウスにAD様の炎症を惹起することにも成功した
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Research Products
(22 results)