2008 Fiscal Year Annual Research Report
CRYOPYRINを標的とした新しい炎症制御法の開発
Project/Area Number |
20591197
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Research Institution | Department of Clinical Research, National Hospital Organization Nagasaki Medical Center |
Principal Investigator |
右田 清志 Department of Clinical Research, National Hospital Organization Nagasaki Medical Center, 長崎医療センター・臨床研究センター, 病因解析研究部長 (60264214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 大海 長崎医療センター, 臨床研究センター, 臨床研究センター長 (80127969)
江口 勝美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30128160)
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Keywords | cryopyrin / pyrin / MEFV / 関節リウマチ / アミロイドーシス |
Research Abstract |
cryopyrinの活性化によって、様々な自己炎症性疾患が発症する。家族性地中海熱(FMF)はcryopyrinに対して抑制的に働く分子であるPyrinの機能異常によって発症すると考えられており、Pyrinをコードする遺伝子であるMEFV遺伝子の変異により発症する。近年、FMFでみられるMEFV遺伝子の変異が、血管炎、ベーチェット病、アミロイドーシスなどリウマチ性疾患発症にも関与していることが示唆されている。リウマチ性疾患の代表である関節リウマチ(RA)(n=91)およびアミロイドーシスを合併症RA症例(ア症)(n=35)でMEFVの変異を検討した。変異部位は、日本人でも確認されているMEFVエクソン2のE148Q、L110Pについて検討した。 E148Qのアリル頻度は、健常人23.7%、RA24.7%、ア症22.9%、L110Pのアリル頻度は、健常人9.2%、RA9.9%、ア症8.6%と3群間に有意差は認められなかった。以上の結果より、MEFV遺伝子変異は日本人集団で高率に認められるが、RA、アミロイドーシス発症への関与は否定的であった。
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[Journal Article] MEFV mutations in Japanese rheumatoid arthritis patients2008
Author(s)
Migita K, Nakamura T, Maeda Y, Miyashita T, Koga T, Tanaka M, Nakamura M, Komori A, Ishibashi H, Origuchi T, Ida H, Kawasaki E, Yasunami M, Eguchi K.
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Journal Title
Clin Exp Rheumatol 26
Pages: 1091-4
Peer Reviewed