• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

ニューログリカンCによる樹状突起スパインの形態制御機構

Research Project

Project/Area Number 20591240
Research InstitutionInstitute for Developmental Research, Aichi Human Service Center

Principal Investigator

時田 義人  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 周生期学部, 主任研究員 (50291175)

Keywordsプロテオグリカン / シナプス形成 / 増殖因子 / コンドロイチン硫酸 / 神経細胞
Research Abstract

引き続き、前シナプスの形成を促進する液性因子でありヘパリン結合性増殖因子の代表とされている繊維芽細胞増殖因子・FGFのシナプス形成機構に関する生化学的、細胞生物学的検討を行った。
FGFはヘパリンと類似した構造的を持つヘパラン硫酸プロテオグリカンとも相互作用して生理機能を発揮すると考えられている。しかしながら、コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの関与に関しては研究が遅れている。そこで、神経細胞に発現しているコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの一つで、シナプス形成に関与していることが示唆されている神経細胞特異的コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの一種である、ニューログリカンC(NGC)とFGFファミリー分子の相互作用に関してさらに検討を行った。
昨年明らかにしたNGCのコア蛋白質と結合するFGFに加え、他のFGFファミリーのリコンビナント蛋白質を作製し、NGCのコア蛋白質との結合を解析した。その結果、NGCと結合するFGFと結合しないFGFに分類されることが明らかになった。興味深いことに、結合FGF分子にはプレシナプスの形成を促進させる活性が報告されている。
以上の結果から、NGCとの結合により可溶性分子であるFGFがシナプス形成の場に安定に集積し神経回路の形成に関与する可能性が示された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Clinical and functional data implicate the Arg (151) Ser variant of MSX1 in Familial Hypodontia2011

    • Author(s)
      Kamamoto M, Machida J, et al
    • Journal Title

      Euro J Hum Genet

      Volume: 19 Pages: 844-850

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2013-06-26  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi