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2011 Fiscal Year Annual Research Report

先天性好中球減少症におけるG-CSF受容体遺伝子異常の臨床的・生物学的意義

Research Project

Project/Area Number 20591243
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

三井 哲夫  山形大学, 医学部, 講師 (30270846)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 早坂 清  山形大学, 医学部, 教授 (20142961)
川上 貴子  山形大学, 医学部, 助教 (90312743)
Keywords先天性好中球減少症 / G-CSF受容体 / CSF3R
Research Abstract

研究協力施設から骨髄、末梢血検体を送付いただき、先天性好中球減少症と診断されたG-CSF(CSF3)受容体切断型遺伝子異常の出現の有無の経時的解析を引き続きおこなっている。そのなかで、G-CSF投与中の1例に経過中、CSF3受容体膜貫通部直上のヘテロの遺伝子変異を特定した(c.1947C>T:Ala569Va1)。この変異はこの患者さんの口腔粘膜細胞由来のゲノムDNAからは検出されない事を確認し、切断型異常と同様に後天的変異と考えられた。この患者さんは臨床経過では症状には変化なく、驚いたことに、6か月後の骨髄からこの変異は消失した。この変異の変化の意義を詳細に検討するために、異常の出た骨髄における異常遺伝子の全体に対する割合の解析を試みたが、試料の少なさもあって、再現性のある結果を出すには至っていない。しかしながら、このようなゲノム不安定性ともいうべき兆候は白血病化への多殺階の変化を考えて行く上で非常に興味深く、この患者さんの今後の継続的な解析が重要である。
G-CSF受容体刺激伝達系関連蛋白のSHP2、Gab1、Gab2、Grb2、SOCS3、STAT3、STAT5、NRAS、KRAS2について、それぞれに解析条件を整え、得られる臨床検体においてmRNAの配列決定を行っているが、一通り行なうにはかなりの量の検体を要する為に、限定された臨床検体から十分な解析を行なうことが困難となっている。

  • Research Products

    (3 results)

All 2011

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] Paternal mosaicism of an STXBP1 mutation in OS2011

    • Author(s)
      Saitu H, Hayasaka K, et al
    • Journal Title

      Clin Genet

      Volume: 80 Pages: 484-488

    • DOI

      DOI:10.1111/j.1399-0004.2010.01575.x

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 当院においてRosen T20プロトコール変法で化療した若年骨肉腫12例2011

    • Author(s)
      川上貴子, ら
    • Journal Title

      小児がん

      Volume: 48 Pages: 276-283

    • Peer Reviewed
  • [Book] 小児白血病・リンパ腫の診療ガイドライン(日本小児血液学会編)2011

    • Author(s)
      三井哲夫, ら
    • Total Pages
      86-87
    • Publisher
      金原出版

URL: 

Published: 2013-06-26  

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